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女性の健康づくり⑤ 風疹と妊娠について

2020年04月02日

~胎児に風疹ウィルスが感染する可能性があり、妊婦・その周囲の人はワクチン接種を~

風疹について

風疹は「3日ばしか」とも呼ばれ、風疹ウィルスによる伝染性疾患です。

感染力は強く、発熱、発疹、リンパ節腫脹が特徴。症状は、自覚しない程度から、血小板減少性紫斑病、脳炎などの重篤な合併症まで幅広く、血清診断が確実です。

最近では2004年に全国で推計患者数約4万人、2013年に1万4000人の大流行があり、その後も年間100~300人が毎年発症。2018年は2900人が罹患(りかん)しました。

妊娠20週ごろまでに女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の新生児が生まれる可能性があります。

2004年の大流行では10人の先天性風疹症候群が報告されました。今年、風疹に感染した妊婦は全国で1700人もいて、すでに先天性風疹症候群を発症した新生児は2人報告されています。

風疹の予防接種

風疹はワクチンで予防可能な感染症ですが、男女とも現在の年齢で29歳~40歳の人は予防接種率が低く、特に40歳以上の男性は全く予防接種を受けておらず、成人になって風疹に感染する人が増えてきました。

そこで厚生労働省では、40~57歳の男性に対して、風疹の抗体検査を調べて抗体価が低いと分かった場合、予防接種まで受けることができるキャンペーンを公費で行っています。ぜひ利用してください。

また、福岡県でも、妊娠希望者、妊婦・妊娠希望者の配偶者、同居者を対象に、契約医療機関で抗体検査を調べることがきます。

ただし、妊娠中には予防接種できず、接種後は2カ月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹ワクチン受けておくこと、妊婦の周囲の人に対するワクチン接種を行うことが重要です。

※この記事は、2019年12月 リビング福岡にて掲載したものです。

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