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Sunday「教えて!Dr.相談室 掲載記事③case  月経不順」

2018年10月05日

気になる婦人病の症状について

婦人病の主な症状には、月経不順、不正出血、過多月経、かゆみ、腹痛、オリモノが多いなどがあります。これらの症状に焦点を絞って、検査方法・治療・注意点について連載します。「婦人科を受診するのはどうも気が進まない」という方も多いと思われますが、本稿が婦人科を受診するきっかけになれば良いと思います。

【case】月経不順

一般的に、正常な月経周期は25~38日周期です。これより短い場合は「頻発月経」といい、長い場合や不規則な場合は「稀発月経」、3ヶ月以上月経がない場合を「無月経」といいます。いずれの場合でも正常な排卵が行われていないことが多く、妊娠希望の方は早めに受信した方が良いでしょう。月経周期の正確なメモや基礎体温表は診断に役立ちますので、ぜひ持参してください。

「頻発月経」では、月経時の出血量が多い場合(過多月経)には貧血を伴うことがあります。月経痛がひどい場合は超音波検査で子宮筋腫や子宮腺筋症(子宮壁が厚いとい特徴があり、子宮筋腫よりも月経痛がひどく、また経血量も多い傾向があります。)が見つかることもあります。採血で重症の貧血が見つかることがありますが、自分では気づかない方も多く、以前と比較して「最近、経血量が多くて疲れやすい・だるい・日中眠い」などの症状があれば、早めに受診してみましょう。また、月経不順では不正出血を伴うことが多く、子宮がん検診も同時に勧めています。子宮がん検診では子宮頸がん検診に加えて、40歳以上の方で肥満、糖尿病、未産婦、さらに超音波検査で子宮体部内膜が厚いなどの所見があれば、子宮体がん検診も実施することがあります。

 治療は年齢や、また妊娠を希望するか、しないかによって、治療方法が異なります。経血量が多く、妊娠を希望しない場合は「低用量ピル」を勧めていますが、40代で妊娠を希望しない場合は黄体ホルモンを含有した薬剤の内服や子宮内避妊用具を勧めます。低用量ピルでは、月経周期を28日に調えることができるという副効用もあります。

 1年間で2,3回の月経しかないというような若年の女性もいますが、子宮が小さく委縮することがあり、たとえ現在は妊娠を希望しなくても、将来の妊娠に備えて、放置せずに受診しましょう。

(2018年7月 掲載)

教えてドクター(月経不順).pdf

バレンタインのイラスト「恋する女の子・花」

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